トピックス−争議支援

【14.11.05】富士急本社(山梨)へ要請と抗議の行動

富士急本社(山梨)へ要請と抗議の行動

 富士急ハイランド横にある富士急本社(山梨県)へ11月5日(水)富士急グループの「石川タクシー富士宮(株)」に2010年2月会社を突然解散させ、不当にも解雇された富士急石川タクシー富士宮労組組合員を支援する自交総連と静岡県内の仲間120人が、解雇を撤回するよう要請と抗議の行動をしてきました。  

 

会社解散・解雇は到底認めることはできない

 富士急本社前での要請行動は、菊池和彦自交総連書記次長の司会で11時より始まりました。菊池氏は「富士急グループの石川タクシー富士宮(株)は事前に組合と協議することなく、そこで働く乗務員全員を突然解雇した。会社は、乗務員がいない夜中に全車両をどこかに運び去り、私物は外に山積みにし、そして翌日朝突然の解雇です、このようなやり方に社会正義があるのでしょうか。この会社解散・解雇は到底認めることはできない」と、訴えました。

最高裁へ上告

 東京高裁は6月、会社の行為を是認する不当な判決を下しました。判決で、「適切な時期を解散や解雇の実施日と定め、説明文書を作成して従業員に予め配布するとともに、説明会を開催した上で従業員の納得を得て、円満に解散及び解雇を行うことが、雇用契約を終了させる方策として望ましい」としているが経営側の経済的利益を最重視したもので到底納得できるものでなく最高裁へ上告をしました。  

従業員の夢・生活を奪うな

 続いて、自交総連高城正利委員長は富士急に交渉の席に着くよう呼びかけ、このような突然の解雇がまかり通るなら私たちは安心して働けない。富士急は富士急ハイランドを経営するなど夢を与える仕事をしている、その会社が従業員の夢・生活を奪うことをしていいのでしょうか。富士急は親会社としてこの解雇を撤回するよう石川タクシーへ指導するよう要請をするものです。と今回の要請の趣旨の説明がありました。  

富士急は富士山遺産の富士の名を汚すな

 林静岡県評議長は、富士急は、石川タクシーへ社長を送り込んでいる、責任は大きい。全労働者にかけられた問題だ。富士急は富士山遺産の富士を社名のかんむりにしている、その会社がこのようなことをしていいのでしょうか。親会社として交渉に応じ、解雇撤回を図るべきだ、と訴えました。
 
 

富士急本社へ向かいってシュプレヒコール

   

 最後に、富士急石川タクシー富士宮労組の諏訪部みゆき委員長は「組合つぶしの偽装解散は許されない」「このような解雇は認められない最後まで闘うと」決意表明をしました。

要請書と署名を会社へ提出

   要請団が会社へ要請書を手渡しに行きましたが、会社門前は閉ざされ、受け取りを拒否していましたが、支援の仲間が「要請書を受け取れー」とコールするなか、会社は受け取りました。

河口湖駅と道の駅富士吉田前で宣伝

   その後、観光客でにぎわう富士急行河口湖駅は移動し、宣伝をしてきました。写真を撮るバスを待つ観光客やチラシを興味深く見る通行人もいました。
そして、道の駅富士吉田で宣伝をしてきました。

 

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