トピックス−争議支援

【15.06.10】6.10富士急本社抗議行動

富士急本社前での抗議と要請

 富士急ハイランドの横にある富士急本社(山梨県富士吉田市)へ6月10日(水)団体交渉開催の要請と抗議の行動を。また、河口湖駅前での宣伝に自交総連・県評の仲間90名が集まりました。
 

夜中に全車両をどこかに運び去り翌日の朝、突然解雇

 富士急グループの「石川タクシー富士宮株式会社」は2010年2月に突然、会社を解散し従業員全員を解雇しました。前日までは通常通り営業していたのに 「昨日会社の解散が決まった、本日従業員を全員解雇する」と一方的に通告してきました。しかも、深夜にタクシー車両をどこかに移動させて会社を封鎖した上、私物を外に放り出すなどし、当日の朝に解雇を通告するという、非常識なやり方を強行しました。
 労働組合は日頃会社が行っていた法律違反の是正を求め活発な組合活動を行っていました、それを嫌悪し会社はこのような乱暴な解雇を行ったものです。
 石川タクシー富士宮労組は解雇無効を主張し裁判で争っています。  

富士急は直ちに団体交渉に応じろ

 富士急本社前での抗議と要請行動は、富士地域労連の塚原一志支援共闘会議事務局長の司会で11時より始まりました。最初に自交総連の菊池和彦書記次長が「この解雇事件の経過の説明と、親会社として真摯に交渉に応じるべきだと述べました」。つづいて自交総連の高城正利委員長は、「企業には社会的責任がある、富士急の子会社が労働組合と話し合いもしないで一方的に解雇したこのことを改めるように指導すべきだ、直ちに団体交渉に応じ問題解決を図るべきだ」と訴えました。  

富士急に強く抗議する

 引き続き静岡県評議長の林克支援共闘会議議長は、「私はこの場所に何回も足を運んでいる、それは一晩でタクシー車両を運び出しその朝全員解雇するなど組合員には秘密に事を運んだ、計画的にこんなひどいやり方で働く者を放り出すことは許せない」と富士急に抗議しました。  

富士急はブラック企業?

 自交総連の仲間5人が決意を述べたあと石川タクシー富士宮労組の諏訪部みゆき委員長より「富士急を訴える気はなかった、しかしこのようなひどいことをされたら訴えるしかなかった」「富士急はブラック企業と思いたくないが、このようなことをする企業はブラック企業だ」「血も涙もないこの解雇は許せない、富士急は団体交渉の席に着き問題解決を図るべきだ」と宣伝カーの上から訴えました。  

これが仕事?

 この行動の最中、会社ビルの3階の窓から隠れて写真撮影(本業の仕事はしなくても大丈夫?)をするなどしていました。  

富士急河口湖駅前で宣伝

 参加者全員は、観光客でにぎわう富士急河口湖駅前に移動し、富士急が行ったこのひどい行為を宣伝しました。写真を撮る観光客やチラシを見入る人、興味深く話を聞く人もいました。  

 

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