トピックス−争議支援

【16.04.05】富士急本社(富士急ハイランド)へ抗議と要請

富士急石川タクシー富士宮争議の早期解決を

 富士急石川タクシーの闘いもこの2月に6年たち、いまだに解決していません。いま、静岡県労働委員会へ不当労働行為救済の訴えを起こし7月には命令が出る予定となっています。しかし、命令を待つのではなく早期解決には親会社の「富士急本社」との交渉が必要だと4月5日(火)要請と抗議の行動を行い、観光客でにぎわう河口湖駅前で宣伝をしました。  

法律違反の是正を求めていた組合を嫌悪

 富士急本社前(山梨県富士急ハイランド)に、100名あまりの支援の仲間が集まり静岡からは石川タクシーの組合員を含め26名が参加しました。塚原支援共闘事務局長(富士地域労連議長)の司会で始まり、最初に自交総連の菊池事務局長から「2010年2月に突然、昨日まで乗務してきたタクシーを一晩のうちにどこかへ持ち去り社屋はバリケード封鎖し、翌朝、会社の解散と全員解雇を通告しました。また、事前に予告もなく、退職金も、再就職の斡旋もないという乱暴な解雇であった。
労働組合は、日頃会社が行っていた法律違反の是正を求め活発な組合活動を行っていました、それを嫌悪し会社はこのような乱暴な解雇を行ったものです。
いま、静岡県労働委員会で不当労働行為の救済を求めています」と経過の説明がありました
 

富士急は団体交渉に応じろ

 自交総連の高城委員長は「企業には社会的責任がある、富士急の子会社が労働組合と話し合いもしないで一方的に解雇したこのことを改めるように指導すべきだ、富士急は従業員の命・生活を守る責任があるそれを放棄することだ。直ちに団体交渉に応じ問題解決を図るべきだ」と訴えました。  

 林県評議長は「会社は団体交渉に応じようとしない。その理由を静岡県労働委員会で、会社の証人に立った石川タクシーの社長は、労働組合と話し合っても平行線で解決しないからと証言した。これこそ団交拒否だ、会社は公の場で証言した」また「会社の弁護士はなぜ富士急に要求をしないと発言し、富士急の関与をほのめかした」と話されました。 その後支援の仲間が次々と宣伝カーの上から富士急本社に向かって訴え、最後に要請書を手渡してきました。  

会社に要請書を渡す

 

富士急河口湖駅前で宣伝

 その後、観光客でにぎわう富士急河口湖駅前で宣伝を行いました。宣伝カーの上から諏訪部委員長は「従業員を大事にしない会社に安全を守れるか」と訴えている最中に、富士急の職員が宣伝をしている目の前にバスを並べ、観光客に見えないようにしていました。

 

 

駅前から見えないようにバスを並べる

 

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