トピックス−争議支援

【17.05.31】富士急行東京本社へ要請と抗議

5.31全労連・東京地評争議支援総行動

 5月31日(水)全労連・東京地評が主催する「争議支援総行動」が行われ、東京都内に本社を置く20社に争議の早期全面解決をはかるよう抗議と要請の行動が行われました。静岡からは富士急石川タクシー富士宮労組と支援する仲間25名が参加し、日本IBM(株)本社、続いて日本航空株式会社本社へ、そして石川タクシーの親会社、富士急行東京本社前に行き、要請と抗議の行動を行いました。  

富士急行東京本社前に80人

 渋谷区初台にある富士急行東京本社前に、富士急石川タクシー労組を支援する仲間約80名が集まり、抗議と要請の行動を行いました。  

富士急は法令を遵守しろ

 主催者を代表して全労連の渡辺正道事務局次長は「今、国会で共謀罪が審議されているが、東京オリンピックをテロから守ると言っているが、これは名ばかりで私たちのこのような活動を規制するものであり、この共謀罪を廃案にしなくてはならない」「富士急は、組合敵視したこの解雇に対し、グループ会社の長が静観している。社会的責任を取ろうとしていない」「昨年10月には静岡県労働委員会は、労働者の救済・雇用の確保の問題が解決していない、速やかに団体交渉に応じろと命令を下しているが、会社はそれに応じていない」また「中央労働委員会が和解の条件提示をされているがゼロ回答だ、富士急はコンプライアンス・法令順守を順守をすべきだ」「労働大臣を輩出した企業であり、まず範を垂れよと言いたい」とあいさつしました。  

事業所をバリケードで封鎖し、解雇を告げる

 自交総連の菊池和彦書記長は「7年前、事前の話し合いもなく突然会社を解散し従業員を全員解雇した、しかも事業所をバリケードで封鎖し朝呼び出し解雇を告げ、再就職のあっせんもしないというひどい解雇が強行された」「富士急は一流企業というにふさわしく社会的責任を取るべきだ」と連帯のあいさつをしました。  

 

労働者を粗末にして安全が守れるのでしょうか

 富士急石川タクシー富士宮の諏訪部みゆき委員長は「私たちの闘いも8年目に入ったが、いまだに何も解決をしていない。この問題の解決できるのは富士急である」「交通・レジャー産業を営む会社が、労働者を粗末にして安全が守れるのでしょうか」「早期解決を図るように強く要請します」と決意を述べました。  

要請書を手渡す

 

富士急は争議の全面解決をはかれ

   東京本社の向け「富士急は不当労働行為をやめろ」「富士急は親会社として社会的責任を図れ」「富士急は県労働命令を守れ」「富士急は争議の全面解決をはかれ」とシュプレヒコールを上げました。

 

 

日本IBM・日本航空は争議の全面解決をはかれ!

 

日本IBMは労働者の雇用と基本的人権を尊重しろ

 日本IBM本社前に350人の仲間が集まり、争議の全面解決をはかれと訴えました。  

 3月8日、東京地方裁判所は、ロックアウト解雇第4次裁判に関して、会社が行ったロックアウト解雇を違法無効として、原告組合員の地位確認と賃金支払いを命じました。また、会社は東京高裁への控訴をしなかったため、地裁判決が確定しました。
今回の会社敗訴確定は、ロックアウト解雇第1次・2次裁判全面敗訴に続くもので、会社の労務人事施策の誤りと破綻は明らかです。
現在係争中のすべてのロックアウト解雇事件及び賃金減額事件についても、会社は、司法による断罪によって社会的信頼を失墜させるという愚行を繰り返すことをやめ、争議の全面解決を決断するとともに、労働者の雇用と基本的人権を尊重する労務政策へと根本的に転換すべきでだと訴えました。
また、6月1日に職場復帰するといううれしい知らせもありました。
 

違法行為を行うJALに安全は守れない

   日本航空本社前には320人の支援する仲間が集まる。
機長組合・乗員組合・キャビンクルーユニオンの3労組が、解雇問題の解決に向け
た統一要求を掲げ、合同団交を申し入れていますが、日航は、合同団交に応じず、誠意ある対応を全く示していません。会社はILOの勧告に従い、直ちに真摯な協議を開催すべきだと訴えました。
この行動の初めにトランペット奏者の松平晃さんが今から32年前日本航空墜落事故で犠牲となられた、坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」など2曲演奏しました。

 

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