争議支援

大王パッケージ(大王製紙子会社)を セクハラ・パワハラで提訴

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 4月11日、名古屋地方裁判所豊橋支部で大王製紙子会社「大王パッケージ」の女性従業員が上司2名からセクハラ、パワハラを受けたと提訴し第1回公判がありました。この裁判には県評から堀内副議長が傍聴し、多くの支援の仲間が集まり法廷には入りきれませんでした。 

 裁判が始まる前、豊橋駅前でチラシ巻き、宣伝を行いました。駅前を通る人たちも注目し多くの人がチラシを受け取っていました。

 

 

加害者を擁護する会社

 2022年に被害女性Aさんから労働組合に相談があり会社と交渉を行ってきました。会社は十分な調査もせずに、(避ける行動は出来た)(加害者は記憶にないと言っている)(客観的裏付ける証拠がないので嫌疑不十分)などとAさんを責め、加害者を擁護する不公平なものでした。

 Aさんは生活もあるため退職することも出来ず、彼らの行為を我慢してきましたが、会社のこのような対応を許せない、ハラスメントのない職場にするためにもと裁判を起こしました。

涙を流しながら陳述

 被害を受けたAさんが意見陳述し、部長から受けたセクハラ行為を具体的に陳述しました。「突然私の膝の上に乗ってきた。お腹や腕、脇のあたりを指で突っついてきた。後ろから抱きつく行為や、両手を広げて抱きつこうとした。部長に逆らったら会社にいられなくなると思い我慢するしかないと考えた。悔しく・恥ずかしく・情けない気持ちだった。職場の長からは、1日がかりで行う仕事を3〜4時間でやれ。給料泥棒などと言われた」など、思い出したくないことを涙を流しながら陳述しました。

組合は会社と交渉を重ねる

弁護団

 この間、化学一般東海大王製紙パッケージ労働組合は会社と交渉を重ねてきました。会社は、団体交渉で一定は認め、本人に謝罪文を出すと約束しましたが放置しています。調査も不十分で数人のヒアリングしかしていません。また、不適切だがハラスメントではない、と結論付けています。
 上司の立場を利用し、Aさんに不快な思いをさせているからには「セクシャルハラスメント」行為に当然当てはまります。

 裁判終了後、報告集会を開き原告のAさんが「職場からセクハラ・パワハラのない職場にするため頑張ります」と決意を述べました。

 会社に対し、公正な調査対応を求めるオンライン署名にご協力お願いします。
      東海製紙製紙パッケージ労働組合

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