活動報告

12.3 全労連・東京地評争議支援総行動

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 12月3日、全国労働組合総連合(全労連)と東京地方労働組合評議会(東京地評)は労働争議の早期解決を目指して都内各地で「争議支援総行動」を実施しました。この行動に16の争議団が4コースに分かれ行動しました。各企業の門前で宣伝を展開し要請団を送り諸問題の解決を求めました。

大王パッケージはパワハラ・セクハラを認めよ

 静岡県評加盟の化学一般労連東海地本の東海大王製紙パッケージ労働組合がエントリーしましました。東海大王製紙パッケージ労組は東京本社前で14時15分より争議総行動を行い58名が参加し県評からも支援に駆け付けました。

 東海大王製紙パッケージ労組は、職場で起きた女性従業員にたいするセクハラ・パワハラを問題視し交渉してきましたが、会社は「不適切だがハラスメントではない」と事実を認めていません。2024年1月、会社と加害者に損害賠償・謝罪を求め提訴しました。

被害内容

 上司Aは就業時間女性が一人で作業している職場で「腕などを繰り返し突っつく」、これに対し上司Aは「なだめて空気を和ませるため」などと。「女性の膝の上に座る行為」、について会社も上司Aも否定。女性を「無断でスマホ撮影」、上司A「社内報やホームページに載せるため」というが社内報など掲載されたことはない。

セクハラ社会的犯罪だ

 全労連黒沢事務局長は「今やセクハラは人権侵害であり社会的犯罪だ、そのことを会社はしっかり自覚するべきだ。この行為を正されなければまともな会社として、そして働きやすい職場にはならないだろう」と訴えました。

 化学一般労連の福水書記次長は「会社はセクハラ・パワハラ行為を認め被害者に謝罪・補償し争議解決をせよ」と訴えました。化学一般全関東地本の若宮委員長は「会社はあまりにも不誠実ではないでしょうか、会社は従業員の幸せの実現、それが会社の価値を高めます、しかし会社は真逆のことを行っている」と訴えました。決意表明を東海大王製紙パッケージの日和田執行委員が行いました。また、会社に対し要請行動も行い要請書と署名を会社に提出。今回短期間で多くの署名が集まりました、「気持ち悪いね」「会社の対応はひどいね」などの声も寄せられました。                      同日、進行協議が行われ、上司Aは不自然、不合理な主張を繰り返しています。

 

 

グーグル合同会社前には220名が集まる

 午前中のメイン行動のグーグル合同会社前には220名が集まり渋谷駅前を通る人たちの注目を集めました。。グーグル合同会社はレイオフで退職強要に拒否した社員に雑用を命じ賞与を減額してきました、これは明らかに退職勧奨を断ったことへの報復的な不利益扱いであり賞与減額の賠償を求め提訴し闘っています。

 

退職強要や応じない職員を解雇

 銀座の湖山医療福祉グループは、2021年12月病院閉院を強行しました。継続雇用を求める組合員に解雇通知を送り付け団体交渉にも応じていません。理事長は労働組合の仲間の声を真摯に受け止め解雇撤回し争議の早期解決を求めました。

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