活動報告

11・18ひまわり集会in静岡

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浜岡原発の再稼働を許さない!

11・18ひまわり集会in静岡

 福島第1原発事故から6年6ヶ月が経過した現在でも、事故の収束には程遠く、炉心溶融(メルトダウン)によって溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の詳しい様子はいまだにわからず、汚染水タンクは増え続けています。また、いまだ45,000人の人々が苦しい避難生活を余儀なくされています。

 11月18日(日)、浜岡原発の再稼働をゆるさない「11・18ひまわり集会in静岡」(実行委員会主催)を静岡市葵区の駿府城公園東御門前広場で開催し県内外から1000人が参加しました。

住民の声が反映する仕組みを

 実行委員会を代表して林克さんは「私たちは24万筆の署名で、静岡県知事は私の任期中には同意しないと言った。浜岡原発は東海地震の震源域の真上に立っている、しかも活断層の危険性を地質学者が訴えている」「茨城に学び、安全を願う住民・自治体の声が反映する仕組みが必要。お年寄りや入院患者が避難できない再稼働は絶対してはならない」と、あいさつしました。

 

住民や首長が再稼働を判断すべき

 元東海村村長の村上達也さんは、東海第2原発の再稼働をめぐり日本原電と事前了解を得る事前協定を締結した経過を説明しまし「茨城県では14市町村で避難計画を作っているが30キロ圏内には100万人ほどいる、この人たちを非難させるには3000台のバスが必要だ。また、病院や介護施設などの人の避難には福祉車両が1000台必要だ、こんなに車両を準備できない。だから避難計画はできない」「東海村だけが、原発再稼働の同意の権限を独り占めするのは正義ではないと、東海原発30km圏の5市長によびかけ、首長懇談会を結成した」「日本原電と新安全協定を結んだ、周辺の自治体の長が反対であれば原発は動かさない。再稼働に住民や首長が判断できる大きなものを得たと思っている」と。また「地震の震源域の真上にある浜岡こそ止めなくてはいけない」と呼びかけました。

                      会場風景

原発が止まるまで死なないぞー

 村上さんと一緒に脱原発首長会を呼び掛けた、前湖西市長の三上元さんは「原発が止まるまで死なないぞー、皆さんも止まるまで死なないぞーと決心してください」と訴えました。

 

 

 

 

テントはつぶされたが運動は続く

 経産省前で撤去された脱原発テントを反原発美術館として全国へ貸し出している館長の早川由美子さんは「ドキュメンタリーの監督をやっているが、文化の力は大きいその力を最大限生かして活動していきましょう」と。経産省前テント広場の城田純生さんは「テントはつぶされたが経産省前で毎日座り込みをやっている」と話されました。

政党からの連帯挨拶

2018年3月「原発ゼロ基本法案」を共同提案した3野党から党から代表参加があり、自由党からは日吉雄太衆議院、日本共産党から島津幸広前衆議院、立憲民主党の松井雄介県議候補が連帯のあいさつをしました。

繁華街をパレード

 集会後、静岡市の繁華街をパレードし「原発なんかいらないよ」「子どもを守ろう」「浜岡原発再稼働反対」を訴えました。

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